6月のはじめ。今年は、まだ、東海地方は梅雨入りしていません。春先からわが家の観葉植物たちは、ベランダの直射日光が当たらない場所に置かれています。
今年は、上の方だけ、直射日光に当たってしまい、葉っぱが茶色になってしまって、あわてて、ベランダの日陰に移動するという、過酷な春を過ごした幸福の木。
幸福の木とよばれている木の中でもわが家にあるのは「ドラセナ・フレグランス」(マッサンゲアナ)です。花が咲くと、強い香りがするところからこの名前になったのだとか。花言葉は「幸福」「隠しきれない幸せ」だそうです。
お店で買ったときは直径5cmくらいの茎の太さで、高さも30cmくらいでした。それから25年。途中、枯れてしまうのではと心配したくらい、弱ったこともありました。
しかし、根元から新芽が出て、ひょろひょろと伸びてきました。2年ほど前に、大きい鉢に植え替えてから、ぐんぐんのびています。
今の茎の太さは2cmほど。そんなに太くない茎なのですが、支えもなしにしっかり立っています。鉢の下からの高さは120cmありました。
つぼみを見つけた(6/1)
いつものように、朝、ベランダの鉢植えたちに水をあげていました。そして、ふと、幸福の木を見ると、なにやら、見慣れないものを発見!いつから、こうなっていたんだろう?
これ、なに?
花かなと思いました。花が咲いているのだと思いました。なにやら、透明の蜜のようなものがキラキラしています。幸福の木って、花が咲くの?!とすっごく驚きました。
早速調べてみました。「10数年に1度の奇跡」という方もいるくらい超レアな花みたいです。いろいろ調べてみると、まだ花は咲いていないことがわかりました。そう、これは蕾なんです。
夕方から花が咲くらしいので、この日から毎日、朝は水をあげて、花が咲いていないかチェック、夕方も花が咲いていないかチェックという日課ができました。
蕾ができてから、2週間くらいかかって花が咲くみたいです。蕾を発見したのが遅かったので、2週間もかからずに咲くでしょう。
毎日、まだかな、まだかなとベランダをうろうろ。夕方見て、咲いてないわ。寝る前に夜中に咲くかも?とベランダに出ます。
6/5 まだ咲かない
6/5は満月でした
ストロベリームーンというのだそうです。
毎晩、まだ咲かない~まだ咲かない~。いつ咲くんだろう~?と待っています。
ちょっとだけパッションフルーツのお話
あまりにも咲かないので、こちらパッションフルーツの花と実です。花が時計みたいなのでトケイソウと呼ばれています。
受粉して1週間ほどで、花より大きい身になってきました。花の中央のような赤紫色に実の色が変化して、落下したら収穫です。
実は固いのでいたむ心配はありません。しばらく常温で放置して、しわしわになって、いい香りが漂ってきたら、食べごろです。
また、収穫した時に、詳しくお知らせします。あ、脱線し過ぎました。幸福の木の花です。
ついに花が咲いた!(6/9)
6/9 1日目の夜
2つ咲きました
近づいて花の香りをかいでみると、やっとにおいがわかるくらい。
花の香りはくさいといわれているのですが、くさい感はありません。ユリのような香りです。
2日目~6日目の幸福の木の花の様子です
6/10 2日目の朝
え?昨夜、咲いてたよね?
まるで昨夜、咲いてなかったかのように、花は閉じていました。
6/10 2日目の夜
たくさん花が咲いてきました。下の方の花も咲いてきました。
茎についているしずくは何なのでしょう?ベタベタします。
樹液?蜜?指先にちょっととってなめてみたら、甘~い!びっくりしました。
6/11 3日目の夜
満開でしょうか。たくさんの花が咲いています。
香りも強くなってきました。
6/12 4日目の夜
16:30頃、まだ、外は明るいのですが、咲き始めていました。
ベージュ色の花殻が目立つようになってきました。
それでも、近くまで行かなくても香りがします。
ずいぶん強い香りになってきました。ベランダにでると香りが漂ってきます。
室内だとくさいと感じてしまうかもしれません。
6/13 5日目の夜
やはり、16:30くらいから咲き始めています。
ベランダに出ただけで、ふんわりと香りがします。
6/14 6日目の夜
もう蕾がほとんどありません
そろそろ終わりかもしれないと思うと、さみしいですね。
6/15
7日目の夜
3個咲きました。もう蕾が見当たりません。今日が最後なのでしょう。
花が終わってからのお手入れ
6/16 8日目の朝
花がすっかり終わっています。
6/16 8日目の17:30頃
やっぱり、もう咲いていません。ちょっと、さみしいけど、楽しませてくれて、ありがとう。
名残惜しいけど、チョキン!花が咲いていた茎を切りました。
花が咲いていた茎のまわりから、新しい葉っぱが出てきていました。
うん、元気だね。これからも、よろしくね。
「幸福の木の花が咲いたら幸せになる」という話は、ネット上では見つかりませんでしたが、私個人的には、超レアな花を見ることができただけで、十分幸せでした。
毎晩、ベランダに出るとすてきな香りに包まれて、幸せでした。7日間、ありがとう、幸福の木。これからも、元気に育ってね。大切に育てます。そして、また、10年後再びこの花に出会えますように。
おまけ 多肉植物にも花が咲く~ニジノタマの花
そして、もう一つ、レアな花が咲きました。こちらは5月の初めから1カ月半くらい、ずっと、咲いていました。
こちらも、今年初めて、花が咲きました。友人からもらったものだったので、名前も知りませんでした。調べてみたら「ニジノタマ」という名前でした。
鉢に葉っぱというのか、丸っこい粒を1粒づつにして、ばらまいてから、2年ほどたちました。特に肥料もあげていません。夏の暑い時期以外は、水もあげていませんが、元気に増えてきました。鉢からはみ出すくらいに元気いっぱいです。
かわいいですよね。かわいい子には何とやら。1年中、外に放置していても、増えます。冬場も日当たりの良い場所なら、ビニルなどで覆わなくても、元気に冬越えします。
そうして、5月になったころ、ニジノタマの花が咲きました。私にとっては初めて見る花です。多肉植物も花が咲くのですね。
今年は、植物たちに応援してもらっている年みたいです。初めて見る花が2つもあるなんて。とても幸せな気分です。
ニジノタマの増やし方
次は、ニジノタマの増やしかたです。水のやりすぎに注意しましょう。
ふやし方
引用:ヤサシイエンゲイ
さし芽と葉ざしで増やすことができます。いずれも適期は春から秋です。 さし芽は茎を適当な長さに切り取って乾いた土に挿します。一週間~10日ほど水やりをせず、その後はときどき水をやるようにします。葉ざしは茎から葉っぱをもぎ取り、乾いた土の上に置きます。雨の当たらない明るい日陰に置きます。いずれ葉の付け根当たりから根が出てきて、小さな子を吹きます。大きくなるまで少し時間がかかりますが、たくさん増やしたいときに便利です。株元に落ちた葉っぱから勝手に増えることもあります。
ほんっとに、こんなんでふえる?って思ったでしょう?増えちゃうんですよ。鉢いっぱいになると、そこから伸びて、伸びて、伸びて、自力で外に出ちゃうくらい増えます。
多肉植物を買うときは、増えやすいかどうか確認してからのほうがいいですよ。
まとめ~幸福の木の花
- 幸福の木は10年に1回くらい、花が咲きます。超レアです。
- 今回花が咲いたのはドラセナ・フレグランス
- 花言葉は「幸福」「隠しきれない幸せ」
- 蕾から花が咲くまでは2週間くらいと言われています。
- 蕾の時から、流れている汁は樹液もしくは蜜で、なめると甘かったです。
- 季節によって多少の違いはあると思いますが、16:30くらいから咲き始め、朝にはしぼんでしまいます。
- 咲き始めてから7日で終わりました。
- 咲き終わったら、花殻は茎の下のほうから切りましょう。
以上で、幸福の木の花が咲いた1週間を終わります。最後まで読んでいただきありがとうございました。おいしいブルーベリーが収穫できましたので、そちらの記事もご覧ください。
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